今回は、商品ページや、商品をご購入頂いた際に同梱容しております容器使用の注意事項に記載の、容器破損の原因についてのお話です。

ＮＡＡＮＯに時々頂く容器破損のご連絡の殆どが、

「買った容器を使ってコスメを作ったら、翌日容器がボロボロに割れてしまいました。」

というもの。

容器破損のご連絡を頂いた際に、毎回詳しくお話を伺い原因を探ってみたところ、この「ボロボロに割れる」事例の原因は下記の2つのうちのどちらかでした。

①精油を使ったレシピで作成をした場合

②特定のオイルを使ったレシピで作成をした場合

この2つの事例、どちらも基材(材料)として使った精油やオイルと容器の相性が原因で起きています。どちらの場合も、使用した基材に含まれる成分が、容器を溶かしてしまうのが原因ですが、今回は②の事例についてお話します。

②に記載した「特定のオイル」とはどのオイルのことなのか？

それは「ココナッツオイル」です。

手作りコスメの基材として販売されているココナッツオイルも、スーパー等で食品として目にするココナッツオイルもBPAフリーのパウチ等に入っているか、ガラスの瓶に入って売られているかのどちらかだと思います。

このBPAというのは、一般的にプラスチック容器に含まれる化学物質で、ココナッツオイルがこのBPAを溶かし、結果、容器が破損する原因となります。仮に、見た目に破損が見られず、容器が使える状態だったとしても、容器に含まれるBPAが作成したコスメに流れ出てしまっている可能性は否定できません。

せっかく、時間をかけて作成する手作りコスメですから、安心して使えることが大切だと思います。そのために、容器と基材(材料)の相性にも目を向けて、基材の特徴を知り、作成を行って頂けたらと思います。

参考までに、以下の国民生活センター公表の注意喚起のリンクを貼っておきます。

https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20230426_2.html

※MCTオイルとは、ココナッツやパームに含まれる中鎖脂肪酸だけを抽出したオイルのことを言います。